| @海外からの膨大な食料の輸入は、農地1,200 万ha(国内全農地面積の2 倍以上)、農業用水440 億トン(国内農業用水の3/4)を海外に依存していることになります。近い将来、発展途上国を中心に 人口増加や食生活の高度化が進むことにより、食料危機が予想されるなか、世界的に類をみない 食料の輸入(5 兆円)を行っています。また、自給力の低下は農地の荒廃を招き、国土・美しい ふるさとを崩壊させています。このような我が国の食料供給のあり方には大きな問題があります。 Aイラク戦争や北朝鮮問題を契機に国民の中に国の防衛に対する意識が高揚しておりますが、有事の 際の食料の安全保障を真剣に考えていく必要があります。 B国民に安全な食料を安定的に供給することは国の責務です。安定的な輸入や国内備蓄も重要 ですが、国内生産の強化が何よりも基本です。国は「食料・農業・農村基本計画」において食料 自給率の目標を設定しましたが、現状ではその達成が相当厳しい情勢です。具体的な施策を強化し、 この状況を打破します。 |
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| @安全な食料を安定的に国民に供給するためには、足腰の強い農業の実現が必要です。そのために、 消費者が求める多様な需要に応え、市場動向をもとにしつつ、農業者の創意工夫を生かした需給 調整方式や価格を安定させる施策の充実を行います。 A特に稲作については、現在の米価は1 食25 円、月3,400 円であり、一般家庭の消費に占める米の 割合は1.1%にもかかわらず、稲作が崩壊したときの影響は、農業、農村の持つ多面的機能の喪失・ ふるさとの喪失など国家的損失につながります。このため、米政策改革大綱が決定され、政策の 大転換が図られていますが、産地づくりの対策、担い手の経営安定対策、集荷の円滑化対策等 様々な施策を駆使して、適正な米価を実現します。 B一方、輸入農産物が急増し、生鮮野菜の輸入量は、過去5 年間で1.5 倍に増加し、特に中国から の輸入が3.4 倍、韓国からの輸入が6 倍と急増しております。国内産地の生産を強化するため、コスト 低減が可能な生産基盤や流通組織の整備などを行います。 Cまた、益々深刻になる農家の後継者問題にも、地域で後継者を支援する組織をつくるなど積極的に 対応していきますが、一方で農業に魅力を感じ帰農する新規就農者も増加しています。新規就農者 が安定的な高所得の農業を実現できるように、その基礎となる農地取得条件の緩和や普及、営農 対策の充実などの対策を行います。 |
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●海外に依存している農業用水は国内の4分の3にもなります
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| @輸入量が急拡大することにより、国内価格が低下し、生産農家の所得が減少する事態が生じた場合、 13 年4 月に一般セーフガードの暫定措置を発動したように、セーフガードを機動的に発動したり、生産・ 流通コストの縮減による国内生産費の低減や種苗法、農薬取締法の適用等あらゆる措置を講じます。 A現在WTO 農業交渉が行われていますが、農業と工業では基本的に異なるとの認識のもとに、「各 国の多様な農業の共存」を基本的哲学とする日本の立場をWTOなど国際的な場で主張していきます。 また、FTA(自由貿易協定)締結の動きの中で、我国の農業農村サイドへの打撃を極力少なくする 方策を講じます。 |
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●近年、輸入野菜が急増しています
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